トレンドライン描画ツールが搭載されているiPhoneアプリ
昨今、スマートフォンアプリの機能は格段に向上していますが、トレンドライン描画ツールが搭載されているFXアプリはまだ限られています。
スペックが上がってもPCと比べれば画面は小さいから、操作は指で行うからという理由で、スマートフォンによる描画は正確ではなく、あまり実用的ではないと感じる方もおられるかもしれません。
しかし、FX業者によっては安値や高値に吸い付くマグネット機能や、トレンドラインだけではなく平行線や垂直線、フィボナッチまで描けるスマホアプリを提供しています。
トレンドラインが引けるFXアプリを探している方はぜひチェックしていってください。スマホで描画なんてと思っている方は、試しにダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
iPhoneから描画ツールを利用できるFX会社(FXアプリ)
GMOクリック証券(iClickFXネオ)
GMOクリック証券の「iClickFXネオ」の描画ツールはかなり高機能。トレンドラインはもちろんのこと、平行ライン、垂直ライン、水平ライン、そしてフィボナッチ・リトレースメントまで自在に描くことができます。消しゴムは一本ずつか、全消去が可能。
ラインを描く際に、どうしても指で隠れてしまう場所を、別画面で表示してくれるというのが素晴らしいポイント。
マグネット機能も備わっており、これにより自動でローソク足の安値と高値に、描くラインの始点と終点が吸い付くようになっているので、スマホ上でも正確な描画を実現してくれます。
マグネット機能のON/OFF切り替えのボタンが、テクニカルの設定をする画面にあるというのが少し分かりづらいのと、足種や通貨ペアを切り替えるとラインが消えてしまうのが唯一の難点でしょうか。
FXプライム byGMO(PRIMEアプリS)
FXプライム byGMOの「PRIMEアプリS」はチャートの分割表示中ではなく、1画面のみを表示させているときに描画を行うことができます。チャートの左下にあるエンピツのマークをタップすると、描画モードへ。ドラッグによる簡単な描画と、ラインを一本ずつ消去、全消去する機能のみ利用できます。
ちょっと物足りないように感じますが、PRIMEアプリSではアプリにしては珍しく、ラインの保存機能が備わっています。足種を変更すればその時間に応じて伸び縮みしますし、分割表示モードへ移行してもまだラインが残っています。
ただ、描画したラインの微調整について、正確性はユーザーの器用さに委ねられるというのは不親切。描画ツールも充実すれば言うことないのですが・・。
ちなみに、チャートはA~Dまで設定することができ、例えばチャートAで描いたラインは、チャートBで同じ通貨ペアを表示させたとしてもそちらでは表示されなくなっています。
YJFX!(iPhone Cymo)
チャート画面の右上にあるエンピツのマークをタップすれば、スルッと描画ツールが表示されます。スマホでありながら非常に機能が充実しており、トレンドライン、平行ライン、垂直ライン、水平ライン、フィボナッチの描画が行えます。消去の機能は一本ずつと、全消去。
GMOクリック証券のiClickネオと同じく、「Cymo」にもラインを描くときに指で隠れてしまう部分を別画面で表示してくれる機能が搭載されており、大助かり。
マグネット機能も備わっており、ローソク足の安値か高値に自動で吸い付いてくれるので、思い通りの描画が可能となっています。また、チャートの右側に出てくる描画ツールの中に、マグネットのONとOFFを切り替えるボタンがあって、すぐに変更できるのが親切。
難点は、通貨ペアや足種を変更するとラインが全て消えてしまう点でしょう。
外為どっとコム(外貨ネクストネオ)
外為どっとコムのスマートフォンアプリ「外貨ネクストネオ」に搭載されている描画ツールは、かなりシンプルです。他のアプリではだいたい、描画ツールを起動するボタンがあるのですが、「外貨ネクストネオ」にはそれがありません。チャートの一点を長押しして、ドラッグすればいきなりラインを引くことが可能です。
また、外為どっとコムの公式サイトではあまりアピールされていない機能として、描いたラインをタップすれば「調整」or「削除」の選択肢が出てくる、というものがあります。この「調整」は使いこなすには少し慣れが必要ですが、がなかなか便利。
通貨ペアや足種の変更、他の画面へ移行するとすぐラインは消えます。ただし、縦画面から横画面にした場合は、ラインは消えずに残ります。
マネースクウェア・ジャパン(ポケトラ for iPhone)
マネースクウェア・ジャパンが提供する「ポケトラ」は爽やかな青色を基調とした画面がとても見やすく、ラインの描画も行いやすいです。描画ツールが豊富に用意されており、トレンドラインをはじめとして、平行ライン、垂直ライン、フィボナッチを描くことができます。
フィボナッチにだけマグネット機能が備わっており、これは設定などでON/OFFの切り替えをせずとも自動で安値か高値に吸い付くようになっています。
描画モード中に、すでに描いたラインをタップすると、そのラインを消す、もしくは全消去するかを選択できるようになっています。いちいち消しゴムを選択しなくてもいいので便利ですね。
通貨ペアや足種の変更、レート画面などへの移行でラインが消えてしまうのが難点。