iPhoneでチャート分割表示
チャートの分割表示が可能なiPhoneアプリ
PCに比べるとスマートフォンの画面はどうしても小さくなってしまうわけですが、その画面をフルに活用する機能の一つとして、FX会社のツールによっては複数のチャートを分割して表示できるというものがあります。
4分割までするとだいぶ小さくはなりますが、各通貨ペア、もしくは同じ通貨ペアの異なる時間帯での相対的な比較が可能です。分割表示から1画面のチャートへ移行するのも簡単。
チャートごとに細かな設定を施すことができるツールもあります。
ちなみに、先に申し上げておきますが、DMM FX、外為ジャパン、みんなのFX、マネックス証券の4社が提供しているアプリに関しては機能がだいぶ似ています。
iPhoneからチャート分割表示ができるFX会社(FXアプリ)
FXプライム byGMO(PRIMEアプリS)
FXプライム byGMOの「PRIMEアプリS」に備わっているチャートの分割表示機能はかなり高性能です。
チャートはA、B、C、Dの4種類まで設定できて、それぞれに対し細かな設定が可能。通貨ペアと足種をはじめとして、足種のタイプ(ローソク足、平均足、P&Fまで)と表示するテクニカル、さらに6種類のカラーパターンも選べます。もちろん、全てをいちいち触るのが面倒な場合のために、共通設定により一括で設定を変えることもできます。
分割表示中にいずれかのチャートをタップすると、1画面表示へすぐに移行。再度チャートをタップすれば分割へ戻ります。
また、各チャートの表示ON/OFFを切り替えることで、2、3、4分割に手動で調整が可能。4分割では小さすぎるという方は、2分割がオススメです。
DMM FX(DMMFX Trade)
DMM FXのスマートフォンアプリ「DMMFX Trade」に備わっている分割表示の機能は、細かな設定をすることはできませんが、その分シンプルな操作だけで使え、画面がまとまっていてとても見やすい印象です。分割チャートから1画面のチャートへは、ワンタップでスムーズに移行できるのも良い。
チャートの分割表示は4分割のみとなっており、その設定方法は大きく分けて2パターン。「通貨ペアを共通にする」という項目があり、これをONにすると4つのチャート全てが同一の通貨ペアとなり、足種のみ変更できるようになります。OFFにするとチャートごとに通貨ペアを決められるのですが、足種が全て統一されます。
惜しいのがやはり、細かな設定を行えないということと、分割モードではテクニカルが移動平均線しか表示できないという点。
外為ジャパン
外為ジャパンのスマホアプリは、上記で紹介したDMM FXのアプリとほとんど同じ構造になっており、4分割チャートの仕組みも同じです。
みんなのFX
みんなのFX(トレイダーズ証券)のスマホアプリは、上記で紹介したDMM FXのアプリとほとんど同じ構造になっており、4分割チャートの仕組みも同じです。
微妙に違っている点として、4分割表示をしているとき、各チャートに表示されるテクニカルがこちらも移動平均線で固定されているのですが、DMM FXや外為ジャパンは3本なのに対し、みんなのFXは2本です。
マネックスFXプレミアム
マネックスFXプレミアムのスマホアプリは、上記で紹介したDMM FXや外為ジャパンのアプリとほとんど同じ構造になっており、4分割チャートの仕組みも同じです。
ただ、マネックスFXプレミアムだけは、チャート画面の上部に分割と1画面のチャート表示を切り替えるボタンが設置されており、親切です。
しかし、他と比べて足種が少なめなのが難点か。